参院代表質問 菅首相「棒読み答弁」 社民には一転丁寧に(毎日新聞)

 菅直人首相の所信表明に対する各党の代表質問が15日、参院本会議で行われ、野党各党は「政治とカネ」の問題などで厳しく追及したが、首相はひたすら答弁用紙を読みあげる「棒読み答弁」に終始した。ただ、連立離脱後初めて質問に立った社民党の福島瑞穂党首に対しては一転して丁寧に答えるなど関係修復を目指しているとも受け取れる対応をとった。

 福島氏は普天間問題で、地元沖縄の合意なしに日米合意を優先させた政府の判断について「民主主義を踏みにじり強行するのは反対だ」などと激しく批判した。

 これに対し、首相は社民党の村山富市元首相が「日米安保堅持」方針へ政策転換したことを挙げ、「『日米安保条約を破棄するという線では日米関係は維持されない』という高度な判断もあったのではないか」との解釈を披露。野党時代に「国外・県外」を掲げながら方針転換した自らに対する理解を求めた。さらに「副総理として(普天間問題の)混乱状況を防げなかったことに責任を痛感している」と反省してみせた。

 一方で、自民党の西田昌司参院議員らが、鳩山由紀夫前首相と小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」の問題を取り上げて激しい批判を展開すると、首相は「お二人とも政治責任を取り重大な決断をされた」などとの答弁に終始した。

 参院選を目前に控え「イラ菅」を封印する守りの姿勢に徹し、再質問に立った西田氏から「答弁になっていない」とののしられる一幕もあった。【高山祐】

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南アW杯 意外な因縁 スイス合宿地と山形・大蔵(毎日新聞)

 サッカー・ワールドカップ(W杯)に向けて日本代表が事前合宿するスイスのザースフェー。なじみの薄いアルプスの山村と日本との間に意外な因縁があった。村の人たちが93年に作った高さ世界一の雪だるまの記録を、2年後に塗り替えたのは山形県の大蔵村。当時制作にかかわった地元の氷河研究家、ベネディクト・シュナイダーさん(68)は「いつか一緒に世界一に挑戦したい」と話す。

 ザースフェーは村の半分が氷河に覆われた山岳リゾートで、人口約1700人。村をPRしようと93年、巨大雪だるま作りに挑戦。雪を凍らせて土台を作り、村民80人が3週間かけて高さ27.47メートルの雪だるまを完成させた。標高約1800メートルの高地。息切れするため1時間ごとに休憩しながら作業したという。「最初は世界記録だとは知らなかった。ギネスブックに認定され、お祭り騒ぎだった」とシュナイダーさん。95年に大蔵村のグループが29.43メートルと記録を塗り替えたと新聞で知り「すごくショックだったね」と悔しがる。

 そんな因縁のある日本の選手が今、滞在している。「びっくりしたけど村のことを知ってもらえる良い機会。ゆっくり高地に慣れてほしい」とシュナイダーさんはアドバイスする。米メーン州の町で37.21メートルの雪だるまが作られ、現在は大蔵村の記録も塗り替えられている。シュナイダーさんは「日本とともに再挑戦できればいいね」と目を輝かせた。

 ◇日本選手に「コンニチハ」     

 ザースフェーでは、平仮名で「ようこそ」と記された横断幕が道路に掲げられ、子供たちが練習帰りの日本選手に「コンニチハ」と声をかける。宿泊するホテルのメディ・ヒシェ・ブーマン支配人(50)は「ナカザワ(中沢佑二選手)は英語で、マツイ(松井大輔選手)はフランス語であいさつしてくれ、とてもフレンドリーだ」と喜んでいる。日本代表は5日夜(日本時間6日未明)にスイスを離れ、南アフリカ入りする。【ザースフェーで安高晋】

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